シティ情報ふくおかにて展開中!
福岡の農林水産物・加工品の生産地を紹介する『ふくナビアグリツーリズム』の内容を
こちらにて、ご紹介していきたいと思います!
まずは、第1回目はうきは市の『ゆむたファーム』で平飼い
養鶏の風景を取材の内容をご紹介!
耳納連山の山深く、標高400メートルの地、湯牟田。
ふくナビ取材班が現地を訪れたのは、4月のとある日の午前9時。
木々たちが生み出す澄んだ空気の中、鶏たちの元気な鳴き声が山あいに響き渡る。
「あれは卵を産んだ雌鶏が【ちゃんと産んだぞーっ!】って他の鶏たちにアピールしてるんですよ」
と教えてくれたのは、『ゆむたファーム』農場主の高木 雄治朗さん。
なんと卵を産まない雌鶏は、一緒に暮らす仲間から、かなり強めの攻撃を受けるそうだ。
たしかに平飼いの鶏舎の中には、その攻撃のせいで地肌がむき出しになった雌鶏が数匹見受けられる。
自分たちの“責任”に対し、本能的に厳しい鶏たち。
それだけ自然に近い環境で育てているという証なのだ。
『ゆむたファーム』では「平飼い、自家配合の発酵餌、野菜や草を給餌」という自然卵養鶏法の三原則にこだわり、さらに空気循環をよくするため、「飼育数は一坪に十羽まで」「鶏舎の四方は金網張りにする」ことを徹底している。
「餌には大麦と糠と大豆を入れて酵素で発酵させてます。周りから野菜をよく貰うのでそれもあげる。大好物の炊いたごはんをあげたときは取り合いがすごいんですよ(笑)」と笑う高木さん。
すごいことをやっているのに、さらっと話すのがまたすごい。
鶏たちに対する想い入れが、話の節々に溢れている。
こんな環境と想い入れの中で、暮らす鶏たちが産む卵がすごくないわけがない。
殻はとても硬く、白身には強い弾力があり、箸でつまめる黄身は鮮やかなレモン色。
命を生み出すエネルギーに満ちた有精卵は、卵なのに卵臭さを感じさせない味もまた特別だ。
奥様の亜希子さんの手による卵料理の数々をいただいたが、どれも絶品!!
特に塩をかけていただく卵かけご飯は、卵本来の味わいが楽しめる。
割ってすごい、見てすごい、食べてすごい。
高木さんとこのレモン色の卵。
ぜひ、とれたて新鮮なやつを卵かけご飯で味わってみてほしい。
ひとつまみの塩も忘れずに。
取材の動画もご覧ください!!